ノクイアケス

ノクイアケスとゆう世界を舞台にした空想小説。

その暦のこと

ノクイアケスには統一された暦が無い。

それぞれの大陸で、地域で、国で、それぞれに使われている暦が違うのだ。

 

ただ、それぞれに違う暦であっても、その多くは、伝承に沿った7つの日を1つの流れとする考えをもとに作られている。

光の日、魔力の日、大地の日、水の日、風の日、炎の日、そして闇の日、その7つの日の繰り返しによって、日の移り変わりを認識するのだ。

 

祈りの洞窟の周辺地域で使われている暦を例にあげるとすれば、7つの日を1つの週として、魔力の基本属性である大地・水・風・炎をそれぞれの週に当てはめ、4度繰り返す事で1つの月になる。

ただ、週に当てはめられた属性はあまり意識されることはなく、『8番目の月、2度目の大地の日』のように月日が表されることが一般的だ。

そして、1つの月を13度繰り返す事で1つの年となる。

 

建国歴や神歴と呼ばれる暦を使う地域では『建国歴〇〇年』などの表現で年を表すこともあるが、祈りの洞窟の周辺地域では"今年"を基準に何年前、何年後、とゆう言い方でそれぞれの年を表している。

 

もう一つ暦に関係することとしては、この世界にも四季があり、祈りの洞窟周辺の8番目の月は夏に当たる。

 

強い日差しを受けて始まったノクイアケスの世界語り、これから季節は秋へと移っていく…。