『だぁっははははは!!』と周囲を震わせ笑い、強く腿を叩いたトレローはシャトに"顔を寄せろ"と手で招き、髪を掻き回す様にわしわしと撫でる。 「あの餓鬼が傭兵団の頭領か! 人間はまだまだ餓鬼だと思った明日にはよぼよぼになると思ってはいたが、そうか…
「…全部ある…」 並べられた物を見下ろしてナティーフは、固い表情のままそう呟いた。 シャトは何も言わず、小鬼達も興味深そうに四方から覗き込んでは居るものの口を開くことはなく、奇妙な沈黙の中、一本の枝に手を伸ばしたナティーフは『これ、もう少しあ…
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