戸口の外でオーリスと並び、あたりを眺める三人。 「見て回るといっても、あるのは森くらいですけれど…」 「なんか…シャトのお気に入りの場所とか、この辺にしか無いものとか、あとはなんだろ…この辺一帯を見渡せるような場所とか?」 のんびりとそう言った…
「女の方がどうしてるかは話さないし、街の人達も知らないみたいだったけど、本人はあれからすぐに街の警防団に名乗り出たらしいんだ。それまでに追い剥ぎした物殆どそのまま持ってな。持ち主が分かるものは全部返されたってことだったし、怪我人もそう居な…
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