分かれ道まで戻ると、魔獣はシャトにだけ伝えるつもりで言葉を紡ぐ。 『この先には、身勝手な人間に傷付けられた者、いわれなく虐げられた者、そうゆう者たちが多く居る。これからも人間を招きいれるつもりはないが、お前なら歓迎できるやもしれん。私は命尽…
魔獣は立ち止まるとシャトに向かって語りだす。 『我々はそう数が多い訳でも、人のそばで暮らす訳でもない。種としての名などもってはいないし、個としても、名を持つのは稀なことだ。その中でもこれは珍しい一生をおくったらしいな…。人に心を寄せ、人の為…
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