打ち出された火球を風で防ぐのは難しいと判断したのか、弓遣いはそれを避けようと飛び退く。 そして足が地面についた瞬間、左足の甲をシアンの放った矢が射抜いた。 呻きを漏らし、思わずよろめく弓遣いの右の太腿に次の矢が刺さる。 右の肩を狙った次の矢は…
正面の三人の男のうち二人は剣を、一人は弓矢を構えている。 オーリスは真っ直ぐ男達に向かって勢いよく駆けていく。 リーダー格の男が左手を掲げ何かを呟くと、辺りに薄っすらともやがかかり、そのもやが凝集するかの様に空中に何本もの鋭く尖った氷塊が現…
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