シーナが手を離すと、シャトは少し何かを考えてから、口を開く。 「私はシャトと言います、あの子はオーリス。よろしくお願いします」 「オーリス…? …確か、白い、って意味だったわね? ぴったりの名前」 シーナは今はあまり使われることの無い言語からの名…
身構えたオーリスの前に岩陰から何者かが飛び出し、落ちてきた岩の軌道を剣を沿わせることでそらせ、そのままの勢いで投げ飛ばす。 衝撃で破片が飛び散ると同時に、あたりは砂煙に包まれた。 オーリスはシャトの側を離れない。 「大丈夫、ごめんね」 シャト…
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