「アロースさんは…何、者、なのでしょうか…」 「…私にも判りません。でも…悪い方、では、なさそうでしたね…」 路地にさしかかる毎にシアンの姿を探し、辺りを見回しながら、言葉を選ぶようにぼそっと口にしたカティーナは、シャトの答えを聞いて何故か安心し…
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