「おさまったみたいだな…」 濡れた髪と肩にかかった布が風に吹かれているが、戻ってきたシアンは寒そうな素振りも見せず結界の紐の外でむすっとした顔で襟足の辺りをがしがしと掻いている。 カティーナは何も言わず結界を開き、シアンも黙ったまま中に入ると…
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