夕食の片付けを終え、いつものように結界がわりの紐を張ると、シアンを残して皆火のそばを離れ、オーリスとギークはシャトの眠っている幕のそばに身を伏せた。 「では、お先に失礼します」 「おぅ。おやすみ」 薄い雲が散っているのか、見上げた空では星が瞬…
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