わざわざ二人で見張りについたのだが、その夜は穏やかで、どこか遠くから獣の遠吠えが聞こえてくる事はあっても近くに生き物の気配を感じることもなく、夜中の交代の時間までさほど気を張らずにそれぞれが思い思いに過ごしていた。 「そろそろか?」 「そう…
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