「カティーナ殿は本当に嵐の中でも平静を保っておられるようだ…」 マルートは呟き、胸に手を当て祈るように目を閉じた。 しばらくそのまま動かずにいたが、自身を奮い立たせる様に拳を強く握ると振り返り、 「皆、客人に頼ってばかりは居られない。今一度精霊の…
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