それまで誰も口を開かなかったが、森を抜け視界が開けるとシアンが先を行くシャトに聞こえるように大きな声で尋ねる。 「あの山、越えるのか?」 「いいえ、山を越えることは出来ないんです。山全体が竜の巣ですから、侵せば無事ではすみません」 肩越しに答…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。